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第18回現代日本彫刻展に際して

第18回現代日本彫刻展(1999)

 宇部市常盤公園で開催するビエンナーレ形式(隔年毎)の現代日本彫刻展は、本年18回展を迎えることになりました。「現代日本彫刻展」となる前は、わが国はじめての大規模な「宇部市野外彫刻展」(1961年)、「全国彫刻コンクール応募展」(1963年)がありますので、通算いたしますと、早や38年の歳月を経たことになります。
 これらの宇部の野外彫刻展は、第二次世界大戦におけるわが国の敗戦後、廃墟の中から立ち上がった宇部市の「緑と花」の市民運動に彫刻が結びつき、それが他のどこよりも早く、野外空間のなかに彫刻を自由ではつらつとして解放したのでした。
 その後、同展では現代彫刻の多様にひろがる材質追求をはじめ、「形と色」「彫刻のモニュマン性」「現代彫刻の抽象と具象と」「彫刻のなかのポエジー」などをテーマに彫刻のさまざまな機能を追求、さらに近年には「緑と町と彫刻」「人間讃歌」「風土と彫刻」「太陽讃歌」「光と大地」「宇部讃歌」「翔(はばたく)」「輝(かがやく)」「煌(きらめく)」をテーマに自然と彫刻との調和や新たな都市づくりを追求して、その都度、時代時代の記録的な野外彫刻展として充実させてきました。
 これもひとえに、いつも心よく参加していただいた彫刻家の方々の積極的な御協力と、宇部市民の方々、宇部興産株式会社、その他一般の方々の彫刻に対する愛情によることは申すまでもありません。
 今回は、現代彫刻のさらなる発展と飛躍、夢と大きな可能性をめざして「爽(湖とモニュマン)」をテーマとして広く一般公募し、模型作品コンクールによって多数のなかから選ばれた入選作のうち10名に実物制作をお願いするとともに、同じテーマの招待部門10名とを併せて展示することにしました。同時に、熱帯植物館展示室(常盤公園内)に公募模型入選作32点も展示してあります。今回もまた、意欲あふれる野外彫刻展となりましたことを、ともによろこびといたします。

平成11年10月1日

宇部市長 藤田忠夫
現代日本彫刻展運営委員会委員長 嘉門安雄
毎日新聞社長 斎藤 明

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