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〈特別展〉向井良吉・柳原義達

終了しました

 宇部市制施行80周年・野外彫刻40周年となる「第19回現代日本彫刻展」を記念して、「〈特別展〉向井良吉・柳原義達」を開催いたします。
 向井良吉・柳原義達両先生は、戦後から現在まで一貫して、それぞれ抽象彫刻・具象彫刻の分野で日本の彫刻界を代表するご活躍を見せられ高い評価を得られています。また、彫刻の役割が社会的に重要視されるようになったことも、両先生のご功績に負うところが大きいものであります。
 さらに、宇部市の彫刻事業においては、1961(昭和36)年の日本で最初の大規模な野外彫刻展となった「第1回宇部市野外彫刻展」、1963(昭和38)年の「第1回全国彫刻コンクール応募展」、そして1965(昭和40)年から隔年開催の「現代日本彫刻展」を通して現在までの40年間、運営委員をつとめていただいているのをはじめ、多くのご尽力をいただいております。
 20世紀が幕を下ろしたいま、両先生の作品を回顧的に展示することは、前時代から大きく変動した戦後日本の彫刻のあゆみを振りかえる意味をもつものとなります。そして同時に、21世紀最初の「現代日本彫刻展」に併せて開催することは、今後の彫刻史の新たなる一歩を踏み出すための大きな意味をもつものと考えます。

会期 2001年7月12日~11月11日
会場 宇部市野外彫刻美術館(山口県宇部市常盤公園内)熱帯植物館展示室
出品 彫刻25点および平面(版画、素描)
料金 無料 (常盤公園駐車場 200円/1日)
休館日 会期中無休 9:00~17:00
主催 宇部市・現代日本彫刻展運営委員会・毎日新聞社
協賛 宇部興産株式会社
助成 アサヒビール芸術文化財団
関連行事 美術講演会

出品作品

柳原 義達 Yanagihara Yoshitatsu

作品名 制作年 材質 サイズ
01 赤毛の女 1956 ブロンズ 67.5×17×14
02 バルザックのモデルたりし男 1957 ブロンズ 42.5×23×29.5
03 ショックせる女 1957 ブロンズ 39.5×21×53
04 立女 1957 ブロンズ 40×17×9
05 1961 ブロンズ 36×38×24
06 道標・鴉 1968 ブロンズ 139×48×127
07 道標・鳩 1972 ブロンズ 50.5×25.5×47
08 道標・鴉 1978 ブロンズ 55×26×65
09 上体を伸ばす裸婦 1979 ブロンズ 38.5×14×12.5
10 裸婦立像 1981 ブロンズ 60×18×17
11 道標・鳩 1992 ブロンズ 43×45×20
12 靴下をはく女 1993 ブロンズ 172×47×140
13 鴉(素描) 1970    
14 鴉(素描) 1970    
15 女性像(素描) 1975~80    
16 鳩(素描) 1989    
17 鳩(素描) 1989    
18 裸婦像(素描) 1991    
19 女性像(素描) 1992    

向井 良吉 Mukai Ryokichi

作品名 制作年 材質 サイズ
01 エチュード 1957 ZAS合金 18×41×11
02 HELMET 1974 アルミニウム 47.5×26×31
03 狼が来る 1975 真鍮、アルミニウム 30×52×25
04 洋梨 1976 アルミニウム 28×38×24
05 四角な太陽Ⅰ 1977 アルミニウム 62×150×150
06 行進 1982 アルミニウム 51×37×23
07 落人 1982 真鍮 50.5×36.5×22.5
08 1984 白銅、大理石 69×57×41
09 冬の街角 1984 白銅、大理石 44.5×48.7×45
10 ヴェネチア冬日 1985 白銅、花崗岩 94×47×64
11 春・暁に翅沈む 1989 真鍮 31×58×28
12 PEOPLE 1993 真鍮 22×48.5×55
13 If この終わりのときに 1998 ニッケル 70×53×49
14 楽器シリーズ(版画) 1981年頃 エッチング  
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