映画で見るアート
終了しました
アーティストや、アートを鑑賞することにアプローチした映像作品を上映します。
アートを取り巻く環境の豊かさや、アートの未来への可能性を体感できる作品が集まった企画です。上映会の後にはトークイベントや彫刻の鑑賞ワークショップの開催を予定しています。
(写真:映画「手でふれてみる世界」より)
期 間 | 2023年10月6日(金)~12月3日(日) |
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時 間 | 10:00~16:00 |
休館日 | 火曜日、10月23日(月)〜26日(木)は展示替えのため休館 |
会 場 | ときわ湖水ホール アートギャラリー |
入場料 | 無料 ※一部有料上映有り アートギャラリー受付にて販売 事前予約は下記へ |
主 催 | 宇部市 |
〇1〜4は、15分前開場/入替制/自由席(定員30名)
〇場内は、飲食禁止です。上映中は、携帯電話の電源をお切りください。
〇上映素材の状態により、音声や映像に乱れがある場合があります。
上映作品
1「手でふれてみる世界」60分
多くの美術館で視覚を重視した活動が行われるなかで、子どもから大人まで、視覚に障害がある人もない人も訪れる、すべての人に開かれた美術作品に手で触れて鑑賞できる美術館をつくろうと、「オメロ触覚美術館」を開館した全盲のアルド・グラッシーニと妻のダニエラ・ボッテゴニ。二人の人生とオメロ触覚美術館の存在、その活動に心を動かされたキュレーターによるドキュメンタリーです。
日 時
10月14日(土)14:00~
※上映後、アフタートークとワークショップを開催。
映画を制作された岡野晃子さんに、ユニバーサルな取り組みについてお話を伺い、実際に“ふれてみる”鑑賞を体験します。
※鑑賞ワークショップは、参加希望者多数の場合は、抽選になる可能性がありますので、ご了承ください。
制作
監督・撮影/岡野晃子
上映料金
1,000円 <事前予約900円>
2「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」107分
目の見えない人はどうやってアートを見るのだろう。恋人とのデートがきっかけで美術館を訪れた全盲の白鳥建二。あちこちの美術館を訪れ、いつしか「自由な会話を使ったアート鑑賞」という独自の鑑賞法を編み出します。そんな「全盲の美術鑑賞者」の20年を振り返り、その友人たち、美術館で働く人々、新たに白鳥さんと出会った人々を追い、彼らが紡ぎ出す豊かな会話を追ったドキュメンタリーです。
日 時
10月22日(日)10:00~、14:00~
※上映後、アフターワークショップを開催します。
映画に出演されている白鳥建二さんと一緒に、午前の回は室内彫刻、午後の回はときわ湖水ホール周辺の野外彫刻を鑑賞します。
※鑑賞ワークショップは、参加希望者多数の場合は、抽選になる可能性がありますので、ご了承ください。
制作
監督/三好大輔、川内有緒
上映料金
1,000円 <事前予約900円>
3「芸術士とこどもたち」50分
高松市が全国に先駆けて2009年から実施している「芸術士派遣事業」で繰り広げられる、アーティストと子どもたちのドキュメンタリーです。アーティストでもある「芸術士」が子どもたちの生活に寄り添い、子どもたちの興味や表現が引き出されていく様子には、無限の可能性が感じられます。「芸術士」は、イタリアの「レッジョ・エミリア・アプローチ」という幼児教育の考え方を参考にスタートした取り組みです。
日 時
11月18日(土)11:00~、14:00~
制作
制作/特定非営利活動法人アーキペラゴ 「アート・シティ高松」文化芸術創出事業委託制作作品
上映料金
無料
4「エレクトリックマン ある島の電気屋の人生」62分31秒
熊本県天草市御所浦(旧御所浦町)で電気屋を営む家族に取材したドキュメンタリー。離島の電気屋、森枝三千尋の人生を通して、人と人とのつながり、つながりをつなぎとめる“ゆるやかな場”が見えてきます。その“場”にひきつけられるように集まる人々のなかには、アーティストの加藤笑平や映像作家の山本草介がいました。映画を通じて、一人の人間の数奇な人生とともに、出会いが思いを生み、表現が生まれ、育まれていく、そんな“表現”の有り様も見えてきます。小さな島にかつてあったこの“場”は、きっとどこにでも生まれ得るものだと思わずにいられない作品です。
日 時
12月3日(日)10:30~、14:00~
制作
監督・撮影/山本草介 プロデューサー/加藤笑平 制作/つなぎ美術館
上映料金
500円 <事前予約400円>
※1・2・3・4上映日以外の日に5・6・7・8は繰り返し上映しています。
5「Love Stone Project」18分15秒
第25回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)で大賞(宇部市賞)を受賞した野外彫刻「Our Love」(2013/冨長敦也)の制作の様子をまとめたドキュメンタリーです。500人以上の市民がワークショップに参加し、水やすりで磨くことで完成した「Our Love」は、石を囲んで交わされた笑顔と、人の手の柔らかな温かさを湛えているようです。“人がみな、自然の一部となれば、世界はひとつになるLove Stone Project”が始まるきっかけとなった作品です。
制作
映像・制作/亀井岳
6「ディスタンス DISUTANSU」18分
第29回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)で大賞(UBE株式会社賞)を受賞した野外彫刻「ディスタンス」(2022/西澤利高)の制作の様子をまとめたドキュメンタリーです。こちら側とあちら側を隔てるアクリル板は、景色を透過し、“距離”にゆらぎを作ります。長年、裏と表などの対峙する概念に向き合ってきた作家が、磨くほどに透明度を増していくアクリルという素材に出会い、コロナ禍で変容した“距離”について考えた作品です。
制作
監督/笠井慎吾 撮影/小野強志 協力/水沢勉
7「UBEビエンナーレ60年の歴史」17分18秒
UBEビエンナーレ60年の歴史をまとめたドキュメンタリー。野外彫刻展60周年と宇部市制100周年を記念し、心に癒しと力を与えるアートの普遍的な価値を伝えていくため制作されました。長くアーティストの創作の場となってきた野外彫刻展、そしてそこから生み出された作品は宇部の風景を作り上げてきました。そのようなUBEビエンナーレのあゆみが、アーティストや市民の視点を通して語られます。
制作
制作/A+E Creative Partners 語り/別所哲也
8「ネンドリアンとマーブルの彫刻ってなあに?」10分58秒
登場するのは、伝統的な彫刻の素材である粘土の“ネンドリアン”と大理石の“マーブル”、そして15世紀のイタリアの芸術家ミケランジェロ・ブオナローティをモデルにした“ミケランジェロ先生”。エジプトやギリシャの優雅な神々の彫像から、縄文時代のユニークな土器・埴輪、世界と時代を超えて数万年続く彫刻の歴史について学びながら、現代の宇部の彫刻の面白さや楽しみ方を発見していくショートストーリー。
制作
制作・監督・アニメーション/城井文 プロデューサー/亀井伸二(STORK)