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馬場良治展 ~四季 飄飄~

「満月」(部分)(2025年)馬場良治

宇部市在住の修復家・日本画家 馬場良治(1949-)の展覧会。画家、そして国宝や重要文化財の修復・復元の技術者として活動中。復元には最先端の科学技術を駆使し、当時の材料や技法まで忠実に再現し、洗練された技と知識を持ち、多くの人々を魅了しています。
復元を手掛けた数々の文化財には、平等院鳳凰堂(色彩調査と復元)や三千院往生極楽院(復元)などがあり、その功績を認められ2014年国の選定保存技術保持者に選定されました。

この度の展覧会では、「四季」をテーマに描いた作品を展示します。日本画特有の画材である胡粉、岩絵具、そして墨などの素材を知り尽くし、繊細な自然の美しさや空気感を表現した飄飄と移り行く四季の世界をお楽しみください。

チラシ(PDF)

会 期 2025年4月26日(土)~6月29日(日)
休館日 火曜日
ただし4月29日(火祝)
5月6日(火振休)は
開館します。
時 間 10:00~16:00
会 場 ときわ湖水ホール
アートギャラリー
料 金 無料
オープニングイベント 4月26日(土)
10:00~11:00
作家による
ギャラリートーク

馬場 良治(ばば りょうじ)

[略歴]
1949年 山口県宇部市に生まれる
1980年 東京藝術大学美術学部日本画科卒業
1983年 東京藝術大学大学院保存修復技術専攻終了
1984年 日本美術院初入選(93年まで出品)
1985年 日本美術院春季展初入選(93年まで出品)
2014年 国の選定保存技術保持者に選定される
2016年 馬場良治文化財修復技術研究所(集估館)設立
2017年 紺綬褒章を授与される
2018年 中国文化賞受賞
2019年 文化庁長官表彰
2021年 旭日双光章受章

[主な仕事]
国宝・醍醐寺(京都市伏見区)五重塔の初重内部など、装飾の復元
国宝・大崎八幡宮(仙台市青葉区)梁に描かれた竜画を復元
三千院(京都左京区)国宝・阿弥陀三尊坐座像収蔵の往生極楽院「船底型天井画」を再現
国宝・平等院鳳凰堂(宇治市)堂内復元
重要文化財・周防国分寺内陣壁画(防府市)復元 など多数

[現在]
国、選定保存技術保持者 文化財建造物主任技術者講習講師(文化庁)
日本美術院院友 日本イコモス(国際記念物遺跡会議)会員
師は平山郁夫、山崎昭二郎 日本画を中心に個展を多数開催

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